目次
1. はじめに:洗車機は本当にNGなのか?
「愛車を守るなら手洗いが一番」——これは事実です。
しかし、真夏の炎天下(40°C超)での手洗いは、リスクを考えると現実的ではありません。洗車をサボって汚れをため込むほうが、ボディにとっては大きなダメージになります。
また、洗車頻度は**リセールバリュー(再販価格)**に直結します。そこでおすすめなのが、手洗いと洗車機の“いいとこ取り”。
「洗車機は傷がつく」というイメージを持つ方も多いですが、実は多くの場合、傷やシミの原因はユーザー側の準備不足です。
本記事では、
✅ 洗車機の正しい使い方
✅ コーティング車に最適なメニュー選び
✅ 傷やシミを防ぐ準備・仕上げ方法
を、プロ目線で徹底解説します。
2. 洗車機で愛車を守る2大原則
2-1. 原則0:炎天下を避け、純水洗車を選ぶ
- 水道水に含まれる不純物が乾く → 水シミの原因
- 曇りの日、または屋根付き&純水対応の洗車場が理想
- 純水ならシミになりにくいが、吹き上げは必須
2-2. 原則1:入れる前に「予洗い」で汚れを浮かせる
長期間洗車をしていない車をそのまま洗車機へ → 汚れをこすって傷の原因に。
対策:
- 虫汚れ・鳥フン・鉄粉は事前に落とす
- 「クリーン&ダイアン」などのマルチクリーナーを10倍希釈してスプレー
- わずか数分の前処理で、その後の吹き上げが圧倒的に楽に
3. コーティング車・非コーティング車の洗車メニュー選び
| メニュー | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| シャンプー洗車 | ◎推奨 | 泡がクッションとなり傷リスクを低減。虫や軽い汚れも落ちやすい。 |
| 水洗い | △非推奨 | 高圧水のみ。汚れ残りが多く、コーティング車にも不向き。 |
| コーティングメニュー | ×非推奨 | 汚れ残りの上から施工されてしまい、仕上がりが悪い。費用も割高。 |
| 下部洗浄 | ◎推奨 | 特に雪国や冬場は必須。サビ対策に効果大。 |
👉 最低限「シャンプー洗車+下部洗浄」でOK。
4. 傷を防ぐ洗車機の選び方と利用頻度
4-1. 洗車機のブラシに注目
- 避けるべき: プラスチックブラシ(傷リスク高)
- 推奨: スポンジブラシ(柔らかく安心)
古い機械はブラシも劣化している場合があるため、見た目が古い洗車機は避けましょう。
4-2. 洗車頻度の目安
- 最低月1回は利用
- 3ヶ月以上放置 → 頑固汚れで逆に傷リスク増
- 「汚れが気になったら即洗車」が鉄則
5. 仕上がりを決める「後工程」
5-1. 吹き上げ(ポイント2)
- 洗車後は必ずマイタオルで吹き上げ
- ガソリンスタンド備え付けタオルは傷の原因になることも
- オーバンタオル+ブロアーで水気をしっかり除去
5-2. 最終仕上げ(ポイント3)
- タイヤ・ホイール: コーティング剤で艶出し
- ボディ: 水垢や残り汚れは「フェニックスベース」で軽く拭き取り
- 樹脂パーツ: 内装仕上げ剤で黒さ復活+静電気防止
6. まとめ:洗車機を使いこなす秘訣
洗車機で美しく仕上げるコツは、
前処理に時間をかけ、後処理で差をつける
これに尽きます。
「クリーン&ダイアン」での下準備 → 「オーバンタオル&ブロアー」での吹き上げ → 「仕上げ剤」で最終チェック。
これを実践すれば、
「本当に洗車機に入れただけ?」と驚かれるレベルの仕上がりを実現できます。
愛車の美しさはリセールバリューにも直結します。
ぜひこのガイドを実践して、手間をかけずに愛車を長く輝かせてください。
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