「車を買いたいけど、何から始めればいいかわからない…」
「営業マンにすすめられるまま買って後悔したくない…」
そんな“車選び初心者”の方に向けて、この記事では、プロの中古車バイヤー**中野優作さん(バディカ代表)**の経験をもとに、失敗しない車選びの最重要ポイントを3ステップでわかりやすく解説します。
ステップ1:本体価格よりも“月々の維持費”を最優先で考える
最初にやるべきことは、車の「価格」ではなく「維持できるかどうか」を確認することです。
車は買って終わりではなく、維持費こそが家計を圧迫する最大のポイントです。
✅ 毎月必ずかかる維持費リスト
| 項目 | 目安(月額) | ポイント |
|---|---|---|
| ガソリン代 | 8,000〜17,000円 | 燃費20km/Lと10km/Lで年間10万円以上の差も |
| 自動車保険 | 約10,000円 | 初心者は割高。等級が上がると安くなる |
| メンテナンス | 約5,000円 | オイル交換やバッテリー交換、車検積立を含む |
| 駐車場代 | 地域により異なる | 都心では月1〜2万円も |
たとえば「車のローン3万円」に加えて維持費が約2万円。
つまり月5万円が車の実質予算になります。
ここを見誤ると、「思ったより出費が多い…」という後悔につながるのです。
ステップ2:「乗りつぶす」より「乗り換える」前提で考える
多くの人が「10年乗るつもり」で車を買いますが、実際は2〜3年で乗り換える人がほとんど。
理由は簡単。生活環境や価値観が変わるからです。
「駐車が難しい」「家族が増えた」「燃費が悪い」「SUVに憧れる」
― こんな理由で手放す人はとても多いです。
💡2つの考え方
① 安い中古車で“勉強代”を抑える
初心者は**ぶつける・擦る確率が高い(3人に1人)**といわれています。
そのため最初の1台は30〜50万円前後の中古車がおすすめ。
仮に失敗しても損失を最小限に抑えられます。
② 「リセール最強車」を選ぶ
どうしても新車に乗りたい場合は、売却時に価値が下がりにくい車を選びましょう。
トヨタ・スズキ・ホンダの人気車種は国内外の需要が高く、リセール率が高め。
「高く売れる車」を選ぶ=「結果的に安く乗れる」ことになります。
ステップ3:いきなり販売店に行かない!事前リサーチが命
車選びで最も多い失敗が、「勢いで買ってしまう」こと。
知識がないままお店に行くと、営業トークに流されて高い買い物をしてしまうリスクがあります。
🔍 車種リサーチの基本
- カーセンサーやグーネットで、
希望の「予算・走行距離・年式・カラー」を入力し、全体感をつかむ。 - ジャンルを理解する:
- アウトドア向け → ジムニー・タフト
- ファミリー向け → フリード・シエンタ
- 街乗り・通勤向け → アルト・ミラ・ヤリス
このように、自分の用途に合う“カテゴリー”から絞るのがコツです。
🏪 販売店選びもリサーチが大切
販売店によって価格やサービスが全く異なります。
| 店舗タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 大型店(全国展開) | 保証・キッズスペースなど設備充実。価格はやや高め。 | 初めての人・安心重視派 |
| 専門店・小規模店 | 価格が安く掘り出し物も多い。保証は限定的。 | コスパ重視派 |
| バディカダイレクトなど | 出張整備・オンライン相談など新しい形態。 | 時間を節約したい人 |
「車の価格」だけでなく、「サポート・保証・信頼性」を含めたトータルで選びましょう。
ステップ+α:後悔しない人がやっている“イメージ選び”
最後に、中野さんが最も強調しているポイントがあります。
それは――
「自分がその車に乗っている姿をリアルに想像すること」
- 休日に恋人とサンルーフを開けてドライブしたいのか
- 子どもを乗せて安全に送り迎えしたいのか
- 友人とキャンプに行きたいのか
目的やライフスタイルをイメージすると、
「本当に必要な機能」「妥協できない条件」が自然と見えてきます。
まとめ:焦らず3ステップで理想の1台を見つけよう
車選びは「勢い」ではなく「準備力」で決まります。
- 維持費を把握して、現実的な予算を決める
- 乗り換え前提でリセールも意識する
- 販売店に行く前にリサーチする
この3ステップを守るだけで、
「失敗しない初めての車選び」がぐっと現実的になります。
📺 参考:YouTube「中野優作 / CAR and LIFE.」
本記事は、中野さんの動画内容をもとに構成・編集しています。
動画内で紹介された「バディカダイレクト」では、チャットやZoomで直接相談も可能。
中古車選びで迷っている方は、まずオンライン相談を活用してみてください。

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